根管治療
できる限り歯を
残すための根管治療
根管治療では、歯髄(歯の神経や血管が集まっている部分)内の感染を取り除き、再発防止用の薬剤を封入します。根管は非常に細く、曲がりくねったり枝分かれしていたりするので、扱いにくい特徴を持っています。また、殺菌が不十分だと封入や被せ物を装着した後に再発して、同様の治療を行う必要があるので、注意力も必要です。この治療がうまくできないと歯を失うリスクが上がりますから、当院は患者様の歯を守るために精密な治療を提供しています。
根管治療が必要な場合の
自覚症状
むし歯によって神経に炎症が起きると強い痛みを伴いますが、この場合は根管治療が必要です。また、転倒や交通事故、スポーツなどで歯に強い衝撃を受けた場合も根管治療をすることがあります。過去の根管治療が不十分で痛みや腫れが再発した場合に再治療として行うこともあります。特に自覚症状が無くても、レントゲンで化膿していることが確認されれば根管治療をおすすめしています。
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冷たいものだけではなく
温かいものでも
痛みを感じる -
歯に激しい痛みを
感じた後
痛みが落ち着いた -
過去に治療した歯が痛む
根管治療に必要な期間
根管治療が終わるまでにはある程度の期間を必要とします。奥歯であれば延べ時間が2~3時間程度かかるので、1回30分程度の治療であれば4~6回の通院が必要です。前歯でも2~3回程度はかかりますし、状態によってはもっと通院していただくこともあります。また、最初の検査診断やむし歯自体の治療、被せ物の型取りや装着を考えれば上記の回数にプラス3回程度を目安とお考え下さい。
根管治療の流れ
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Step01
問診・レントゲン撮影
患者様に問診して状態を訪ねた後、レントゲンや歯科用CTを使って精密な検査・診断を行います。
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Step02
歯の切削
根管にアクセスできるように歯を削ります。麻酔は神経が残っていれば使いますが、再治療なら使いません。
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Step03
歯髄を除去
歯髄(神経や血管)が残っていれば、専用の道具を使ってていねいに取り除きます。
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Step04
洗浄・消毒
専用の薬剤で内部をていねいに洗浄、消毒します。
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Step05
根管充填
再発防止用の薬剤を封入して密閉します。感染除去が不十分ならこの工程は何度か行います。
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Step06
被せ物を装着
再発防止が完了したら、被せ物を装着して治療は終了です。